SNMPで使用されるMIBファイルでは、以下のように大文字・小文字が使い分けられていることが多い。RFCでの定義例はそうなっている。
・・・
evalEntry OBJECT-TYPE ★オブジェクト定義は先頭が小文字
SYNTAX EvalEntry ★シンタックス定義は先頭が大文字
MAX-ACCESS not-accessible
STATUS current
DESCRIPTION
"An entry (conceptual row) in the evaluation table."
INDEX { evalIndex }
::= { evalTable 1 }EvalEntry ::= ★シンタックス定義は先頭が大文字
SEQUENCE {
evalIndex Integer32,
evalString DisplayString,
evalValue Integer32,
evalStatus RowStatus
}・・・
RFC 2578 - Structure of Management Information Version 2 (SMIv2)
上述の通り、オブジェクト定義では先頭が小文字になっていて、シンタックス定義では先頭が大文字になるのが慣例のようだが、これについて明文化しているドキュメントは見つけられなかった。SMIv2 は ASN.1 のサブセットなので、ASN.1 のドキュメントを漁れば何か情報が見つかるかもしれないが、そこまでは見れていない。。
大文字・小文字を分けないと、解析失敗するMIBパーサもあるかもしれないので、MIBファイルを作成する際には、慣例に従って、大文字・小文字を分けた方が良いと思われる。