L2スイッチは、L2層の情報(MACアドレス)を見て、フレームを適切な宛先に転送するネットワーク機器である。なので、フレーム転送の際にL3層の情報(IPアドレス)を見ることはなく、L2スイッチ自身にIPアドレスを振る必要はない。
つまり、サーバやルータのようにIPアドレスを振る必要はなく、ただネットワークに繋ぐだけで、L2スイッチはフレーム転送装置として機能する。
しかし、実際にはL2スイッチを導入する際、IPアドレスを振ることがある。これは、外部から対象のL2スイッチにアクセスして、設定確認や設定変更を行うためである。つまり、L2スイッチに振るIPアドレスは管理用のものである。